私は音楽が好きで
特にHARD COREというジャンルの音楽が大好きです。
私がHARD COREを好きになったきっかけをご紹介したいと思います。
HARD COREについてご説明するのは
難しい一面がございます。
ルーツから様々な派生があり、
捉え方や定義が人それぞれです。
なので、まずは私が好きになったきっかけを
ご紹介する事にしました。
INDEX
HARD COREについて簡単にご説明いたします。
PUNK ROCKをルーツに持つROCKのジャンルの一つです。
HARDCORE PUNK、HxCx、HCと呼び方や表記は様々です。
PUNKのロックンロール色を排除し
より攻撃的かつラウドなサウンドやメッセージが特徴です。
歌詞の内容や表現はバンドによって様々です。
自身の生き様や人生観
反権力、反戦、反核、反宗教、反差別、アナキズムなど
政治的・社会的な表現を掲げるバンドもいます。
私がHARD COREを好きになったのは
当時20歳の時にLAのバンドTERRORのライブを見にいき
大変衝撃を受けた事がきっかけでした。
HARD COREの最大の魅力はライブです。
ライブに行かなければHARD COREの魅力の全てを
理解することは出来ないでしょう。
それは、ライブで表現する事をルーツとし
またHARD COREバンドの大切なポリシーでもあるからです。
私は、TERRORというバンドは
その時すでに知っておりましたが
たまに音源を聴く程度で、
正直ハマっているとは
言えませんでした。
当時の私は、PUNK ROCKやThrash Metal、Nu Metalなどを
攻撃的でメッセージ性の強い音楽を好んで聴いていました。
しかし、TERRORのライブで
私の人生は変わりました。
当時若者の私は、
何かにエネルギーを
ぶつけたくてたまらない!
そんな年頃に、
TERRORのライブは
男心をくすぐられました。
HARD CORE特有の
腕を回すウインドミルや
回し蹴りの様なアクロバティックな
格闘技ダンスとでも言いましょうか?
オーディエンスの一種の熱狂的表現で
秋葉原でいうオタダンスの様な
位置付けでしょうか。
スラム感、ストリート感
そしてアンダーグラウンド感が
一気にライブハウスを包み込み
そのかっこよさに惚れ惚れしました。
HARD COREオーディエンスのライブの楽しみ方の一つに
ステージダイブがあります。
ステージへ登って、オーディエンスへダイブするのです。
TERRORのVo.Scott Vogelは、
HARD COREの伝統であるステージダイブへ
強い愛情をもっており、
彼のステージダイブを煽るマイクパフォーマンスは
「フォーゲリズム(Vogelisms)」と言われております。
フォーゲリズム(Vogelisms)の例
“We need to elevate the maximum stagedive potential”
「俺たちはステージダイブの
ポテンシャルを最大限へ引き上げる必要がある」
“Take this shit to the next level”
「この場を次のレベルに引き上げるぞ」
“Maximum output! Activate the pit!”
「全部出し切ろ!ピットをかき回せ!」
これらのMCは
よりオーディエンスを熱狂させます。
NEW YORK HARD COREの
魅力や歴史を踏襲した
究極のHARD COREサウンド
スピード感とビートダウンを
織り交ぜた王道のNYHCスタイル
タフなギターリフとリズムチェンジで
ドラマティックな曲構成
TERRORのHCに対する尊敬と愛情が
その王道サウンドに
詰まっているからです。
代表曲をピックアップして
どんな事を歌っているのかをまとめました。
何度落ちぶれても、
いくら踏みにじられても
何度も俺は立ち上がり打ち勝つ
そんな社会に対しての
自身の意思の強さを
歌っています。
社会的地位や育った環境など、
何一つ取り柄が無く、
敗北しか無いような自分
負け犬の一人と言われても、
強く生きる姿勢を歌っています。
憎しみや戯言に包まれた、
荒んだ世界押しのけて、
たった一人で敵の中を
歩み続ける覚悟を歌っています。
自分自身の人生における
選択や築き上げてきた道を強く信じる。
HARD COREに対する強い愛情と
尊敬の念を込めた歌です。
とてもタフで強い信念、
そしてHARD COREへの愛情を感じますね。
そんなメッセージが私は大好きで
心を鷲掴みにされました。
ずっとHard Coreのライブ映像を撮られている
hate5sixさんの映像を貼っておきます。
[hate5six] Terror – October 16, 2018いかがでしたでしょうか?
TERRORはとてもかっこいいので、
ぜひ一度音源を手に取ったり
Youtubeなどで
hate5sixさんの映像を
楽しんでみてください。