【BOOK】ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織の作り方

ウィニングカルチャー

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あなたの会社やチームに

負け犬根性”が根付いていませんか?

もう、どうしたら勝てるのか分からない

勝ちたい、

追い抜きたい、

一番になりたい

そんな思いで一人でヤキモキして、

周りを見渡すと、負けることが

当然かのような雰囲気に悩んでませんか?

どんなに弱小チームでも

業績不振にあえぐ企業でも

”必ず勝てる、強くなる”のです!

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どうやったら

勝ちぐせのあるチームや組織を

作る事ができるのかを

研究しましたので、

ご報告いたします!

今回の紹介図書

日本ラグビーフットボール協会理事で

(株)チームボックス代表取締役の

中竹竜二さんの著書

「ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方」

ご紹介したいと思います。

本書の特徴

中竹竜二さんは、

自身の早稲田大学ラグビー蹴球部で

主将としての経験や

指導者としての経験、

コンサル事業を通じての

様々な原体験と研究の積み重ねにより

たどり着いた強いチームをつくる為の答え

それは「組織文化」であると綴られています。

  • 組織文化はとは何なのか
  • 勝ちぐせのあるチームとはどんな組織文化があるのか
  • 負け犬根性から抜け出すにはどうしたら良いのか

理論やそのノウハウ、

実際に著者が支援され、

変革を遂げた企業の事例を紹介されています。

こんな人におすすめ

  • 何かを変えたいと悩み苦しむビジネスマン
  • 自社の成長に悩む企業のマネジメント関係者
  • 部活やサークル、家族など複数人でのコミュニティをより良いチームにしたいとお思いの方
  • 社長や監督、教師などトップや指導者の方

本当に勝てるチームになれるのか?

著者はこう綴っています!

人数や規模に関係なく

どんなに弱小でも

どんなに業績不振でも

強いチームに変わる事ができる

その為には組織文化

変わる事が必要です。

本書は、自分たちの組織文化

知る」「変える」「進化させる」ことを

繰り返す事で、負け犬根性から抜け出し

常勝軍団へと変貌を遂げることが出来るのです。

組織文化とは

組織内の一人ひとりにある価値観の集合体

無意識のうちに共有されているものです。

組織文化は、企業活動を構成する最下層にあり

内部からも外部からも目に見えるモノではありません。

氷山の土台の最も深い部分にあり

土台であるがため、

組織のルールや従業員の行動や言葉、

習慣、サービス、成果などあらゆるものに

影響する価値観なのです。

一つの事実に対する解釈

成果や結果などの

表面にあらわれている事象そのものでなく

その事象に組織内の人々がどう感じたか、

どの様に感情を揺れ動かしたかが

組織文化なのです。

事実に対して

「するべき」「あるべき」は

組織文化ではないのです。

例えば

試合に負けたという事実に対して

「試合は勝つべきだ」というイデオロギーでなく

「悔しい、勝ちたい」という感情そのもの

組織文化なのです。

すべての組織に文化があり

組織文化に良し悪しや正解は無く

それぞれの組織に見合った勝つ筋道

導き出す事ができるのです。

組織文化を「知る」

組織文化を知る事は

すなわち自分を知る事です。

自分たちは何ものなのか

という問いこそが

組織文化を知る為の

最初のステップです。

どのタイミングで取りかかるのか?

取りかかるタイミング

組織文化を知る作業は

氷山の土台の最も深い部分を

掘り起こす作業です。

業績不振に陥ってからでは

答えを導くことは遅く、

難しいのです。

平時から意識的に考えておく事が大切です。

どうやって組織文化を「知る」のか?

組織内のあらゆる行動を洗い出します。

組織内の行動は、

意識出来ている行動

無意識に行っている行動

の二つに分かれます。

組織文化は「無意識的行動」にあります。

そして組織内行動のトリガーであり

顕在化させる必要があるのです。

①自分で知る

「内的自己認識」を掘り起こす

組織内の人が自分たちの組織を

どう思っているかという事

言葉に起こしましょう

例えば

Q.組織が最も大切にしている価値観は?

A.「成果」だったら

給与や人事評価に成果が反映される組織が理想です。

普段何となく共有しているけど

言葉に出来なかった組織文化を

顕在化しましょう。

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本書には、

実際に著者が手掛けられている

チェックリストマトリックス

記載されています。

ぜひチェックしてみてください!

②他者に聞く

 「外的自己認識」を把握する

 自分たちが、他者からどうみられているかを知りましょう。

まずは自分たちで予測をて立てる

そして、社外取締役や監査役、

顧客などにもヒアリングの機会を

設けてみましょう。

③他者と触れ合う

実際に身を持って違和感を覚える

言葉にならない「感覚」を肌で感じ、それを言葉にしていきましょう。

・異なる部署で集まり交流をする

・仕事上のコラボレーションや

・コンソーシアムを活用し社外の人と触れ合う など

どのように仕事を進めているのか

ある事態に対してどのような反応をするのか

自分たちと何が違うのかを感じましょう。

組織文化を「変える」

どのタイミングで取りかかるのか?

取りかかるタイミング

危機感を覚えた時」であり

危機に直面した時」では遅いです。

業績が悪化して追い込まれてからでは、

目の前の課題に対処する事が

最優先となってしまいます。

組織内のリーダーが業績や

競争環境の変化の兆候を感じたり、

従業員の意欲減退などに

危機感た抱いた時などは

組織文化の変革と向き合いましょう。

組織文化の変革には長い時間がかかる

組織文化は組織活動の

ピラミッドの根底にあり

成果として現れるまで

タイムラグがあり、

かなりの時間を要します。

変革には覚悟が必要

一人一人の言葉や行動、

価値観が変わる事が必要です。

それぞれの個性にあった

アドバイスや声かけが必要となります。

組織文化が変わりはじめるとどうなるか

組織内の意思疎通が

格段と早くなったと感じるでしょう。

同じ価値観を共有できているので

あうんの呼吸」で意思疎通ができる

成果に少しずつ変化が現れてきます

どうやって組織文化を「変える」のか?

自分たちの組織文化の

強み弱みを「知る」を実践した次は

変革に取り組みましょう。

①仲間を作る

一人で組織を変えることはできません

中小企業なら

変えたいと思った人が

変革を宣言し仲間を作っていくのが

良いでしょう

大きい組織なら

タスクフォースを設置し

変革を進めましょう

社長なら

トップ直轄のチームを結成しましょう

役職にとらわれず、

多様性を重視したメンバー編成する事が大切です。

②組織の理想像を決める

将来なりたい姿

自分たちらしい組織像」を言葉にする

見えるところから仮説をたてて、

それを生み出すための組織文化を

ブレークダウンして考えるのが良いでしょう。

「売上の伸びる組織が理想」なら

稼ぐ営業担当と稼ぐ仕組みを構築する部門が

最も評価される企業文化が理想の姿となるでしょう。

「みんなで考える組織」が理想像なのに

トップが勝手に決めてしまっては

組織文化は定着しないでしょう。

③行動基準を決める

それぞれの組織にあった

「具体的な」行動基準を決めること

「利益や売上よりも、人の輪を尊重する事」など

その組織が具体的に

どんな行動や振る舞い、

言動が好ましいと考えて

大切にするかを言葉にする

目指す理想像⇨体現する行動基準⇨組織全員で共有する

ことで最終的に定着します。

ここは、必要以上に時間をかけずに

やることが大切です。

違和感があり浸透しなければ

別に行動基準を新たに設ける作業を

繰り返しましょう。

ポイント

継続的に続ける事

組織文化を一気に変えようとしても

続かなくなります。

時間をかけて効果検証が必要です。

キーパーソンや主導するチームと

それ以外の組織のメンバーが

双方向でやり取りを重ねながら

取り組む事が大切です。

組織文化を「進化させる」

組織文化の進化とは

変革し成長を遂げた自分たちを、

自ら疑い、

問い続ける作業こそ

組織文化を進化させるのです。

つまり、振り出し「知る」事へ立ち戻り

新たに「変える」事を繰り返し

新たな到達点を常に求めるのです。

組織文化の「進化」が求められる背景

世の中は常に変化している

テクノロジー、ビジネス形態、

未知の感染症や

地球環境の影響による災害増加

加速度的に社会変化(外からの圧力)が

巻き起こっている時代です。

社会の変化(外圧)を受けて

何かを変えようとしても

容易ではありません。

自分たちで変化していかなければ、

主体的で能動的な

組織文化は構築できません。

社是でさえもゼロベースで

見直す事も必要です。

社会が変われば組織の見え方や

評価は相対的に変化します。

常に自分たちの組織文化や

価値観を意識し変化の兆しを

見逃さないことが

いつの時代も勝ち続ける

チームカルチャーを構築するのです。

どうやって組織文化を「進化」させるのか?

①「WHY」なぜさらに進化させるのかを問いかけ会う

組織に成果が出始めると、

更なる変化に対する拒絶や反発が起きます。

現状維持が一番心地よく、

良い状態であると思ってしまうのです。

進化する理由を問いかけよう

「世の中の情勢がが変わってきたから進化が必要だ」

「何か予期せぬ事が起きてからでは遅いから」など

②「HOW」どのようにして進化させるのかを問う

ダブルループの問い

過去の成功体験にこだわらず、

新たな知識や情報を取り入れながら、

目の前の常識を疑い、

新しい視座で課題解決に挑む事。

シングルループ

過去の施工体験に基づいた視座や思考方、

行動様式などで目の前の課題を解決する事。

ダブルループの問いで見直す

前提を疑い、一段視座を高めて見直す

そもそも自分たちは何者なのか?

本当にうまくいっているか?

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例えば…

「建材メーカー」なら

建材という枠に囚われてないか?

設計コンサル分野にも

乗り出しても良いかも?

など

③「WHAT」進化するために何をするべきかを問う

時系列で行き来する事

過去に他にやれたことはないか?

現在何に取り組めばよいか?

将来、自分たちや社会はどうなっているか?

組織全員で考えるのです。

例えば

「自分たちの組織は、どのような人材を大事にすべきか」

「これから先、どのようなステークホルダーを巻き込んでいくか」など

「事業領域」「人材育成」「ビジョン」「SDGs」等

10年後の自分たちは、

今の自分たちにどんな具体的なアドバイスをするか

考えてみましょう。

自力で進化し続ける世界一の組織

ラグビーニュージーランド代表

オールブラックス

”Better People Make Better All Blacks”

「人として成長すればチームも成長する」

オールブラックスには歴代受け継がれる

15の行動規範に沿って、

常に自分自身に問いかけ

世界一の座に慢心する事なく

進化し続けています。

サッカー

FCバルセロナ

”humble”

「謙虚な姿勢」を軸に、

常に自分たちの姿を

問いかけ、学び、進化しようとしています。

サービス

リッツ・カールトンホテル

”きみたちは世界一か”

自分たちを疑い、慢心する事なく

世界屈指のサービスとホスピタリティを

提供し続けています。

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本書には、他にも

実際に著者が支援され、

変革を遂げた企業の事例

理論やそのノウハウを紹介されています。

ぜひ、一度本書を手にとって

勝ち続けるチームをつくる第一歩を

踏み出してみて下さい!

まとめ

どんなチームでも勝てる組織へ

変革を遂げる事ができる。

組織文化を「知る」「変える」「進化させる」事を

繰り返し続ける事が必要である。

その為には、組織に属する全員が

一丸となって、自問し、あえて疑い、考え、進化し続ける事

覚悟と共に時間をかけ、

独自のウィニングカルチャーを育てて

”負け犬根性”から脱却しましょう!

みなさま、今日より素晴らしい明日をお過ごしください。

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